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断酒すると年間でいくら節約できるか計算してみた

こんにちは。
断酒を始めると、自然と時間が増え、これまで気づかなかったことや考えるべきことに目が向くようになります。

私自身も断酒を始め、まず1週間達成できた段階で気づいたのは、**「早い段階でお酒に対する執着を手放すことが重要」**だということです。

その後、筋トレや読書、副業、睡眠、運動など、さまざまなことに挑戦してみました。
その中でも、比較的誰にでも取り組みやすく、成果が目に見えるのが「お金を貯めること」でした。
今回はそのテーマについて、私の実体験をもとにお話ししたいと思います。


支出を可視化することから始める

まず、現時点でお酒を飲んでいる方は、必ず領収書を持ち帰ることをおすすめします。
それが難しくても、家計簿や「マネーフォワード」のような便利なアプリを活用すれば、支出を簡単に記録できます。

大切なのは、頭の中で「だいたいこれくらい」と想像するだけで終わらせないことです。
実際に数字として書き出すことによって、自分の消費行動が明確になります。
もし可能であれば、壁やスマホで常に見られる場所に貼っておくと、無意識に意識が高まります。

すでに断酒を始めている方も、概算で構いません。数字に落とし込むことで、「今までどれだけお金を浪費していたか」が具体的に理解できるのです。


私の経験:ストレス解消のための浪費

かつての私は、お酒を飲むことを「ストレス解消」として正当化していました。
しかし振り返ると、仕事のストレスを理由に無理に付き合い酒をしていただけで、実際にはお金も時間も浪費していたのです。

仕事上、いい人間を演じるために断れなかった自分の責任もあります。
でも冷静に考えると、酒に使ったお金と時間は、非常に効率の悪い「仕事」の一部でした。
20年以上経った今、ようやくその無駄に気づいたのです。


断酒で貯まるお金を計算してみた

断酒を始めてから、お金が自然と貯まるようになりました。
私の場合、過去3か月の平均で月10万円の支出を抑えることができました。
年間ではざっくり120万円です。

もし30歳から10年間、毎年120万円を節約していたとすると、
120万円 × 10年 = 1,200万円の貯金になります。

さらに、このお金を投資に回した場合を考えてみます。
たとえばS&P500連動の投資信託で、年率5%・7%・10%で運用した場合の試算は以下の通りです。

  • 年率5%: 10年後の資産額 ≒ 15,436,316円
  • 年率7%: 10年後の資産額 ≒ 17,105,173円
  • 年率10%: 10年後の資産額 ≒ 19,986,386円

※これは単純計算であり、年ごとの変動リスクは考慮していません。
平均リターンでも、元本1,200万円が数百万円〜数千万円規模に増える可能性があることがわかります。


断酒と投資の相乗効果

もちろん、完全な断酒は難しいかもしれません。
また、断酒したお金を全額投資に回せるわけではありません。
それでも、実際に数字を計算してみると、自分がいかに無駄にお金を使っていたかがよくわかります

考えてみてください。
お金があり、時間もあり、メンタルも安定している状態では、人生の選択肢は格段に広がります。
一方で、深酒して二日酔いのまま仕事をしても、効率は悪くなる一方です。


小さな飲み会をやめるだけでも資産形成に影響

断酒や節約は、極端なことをする必要はありません。
月に1〜2回の飲み会をやめるだけでも、長期的には資産形成に大きな差が出ます。

例えば、1回1万円の飲み会を月1回やめて、その分を投資に回した場合、10年後は以下の通りです。

飲み会1回分(1万円/月)を投資に回した場合

  • 投資元本:1万円 × 12か月 × 10年 = 120万円
  • 10年後の予想資産額(年率5%) ≒ 1,543,632円
  • 10年後の予想資産額(年率7%) ≒ 1,710,517円
  • 10年後の予想資産額(年率10%) ≒ 1,998,639円

飲み会2回分(2万円/月)を投資に回した場合

  • 投資元本:2万円 × 12か月 × 10年 = 240万円
  • 10年後の予想資産額(年率5%) ≒ 3,087,263円
  • 10年後の予想資産額(年率7%) ≒ 3,421,035円
  • 10年後の予想資産額(年率10%) ≒ 3,997,277円

ご覧の通り、投資元本が大きくなるほど、複利の力で増える金額も大きくなります

※三菱UFJアセットマネジメント株式会社 「つみたて(積立)投資シミュレーション」を参照
投資元本:2万円 × 12か月 × 10年 = 240万円の場合
10年後の予想資産額(年率5%) ≒ 3,087,263円


まとめ:断酒とお金の未来

ポイントは、早めに行動して継続することです。
毎月少額でも投資に回し、複利の力を借りてお金に働いてもらう方が、短期的な酔いの快楽よりもずっと「夢がある」のです。

自分を振り返ると、過去の無駄遣いや失敗に悲しい気持ちになることもあります。
しかし大事なのは、これからの行動で未来を作ることです。

断酒して、お酒に使っていたお金を投資に回す。
小さな飲み会を控える。
このシンプルな行動をコツコツ続けるだけでも、将来の資産形成に大きな差が出ます。

次回のブログでは、「新卒22歳の時から積み上げていた場合の資産」を計算して、さらに具体的に将来像をお見せしたいと思います。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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