「お酒をやめるなんて無理だ」と思っていた自分が、試しに少しお酒やめてみました。
最初は小さなチャレンジのつもりが、気づけば860日。
体調、心の安定、時間の使い方、人間関係……想像以上に人生が変わっていました。
これは単なる「禁酒の話」ではありません。
習慣をひとつ変えるだけで、人生の景色は大きく変わる。
この記事では、断酒30日で起きたこと、そして860日続けた今だから言えることを、実体験をもとにお伝えします。
1. はじめに
「断酒30日チャレンジ」とは?
なぜ30日が定番なのか
「断酒30日チャレンジ」とは、文字通り30日間お酒を飲まずに過ごすチャレンジのことです。
なぜ30日なのかというと、
「一生やめる」と考えると心理的ハードルが高すぎる
1か月あれば体や心の変化を実感しやすい
習慣化の第一歩としてちょうどよい期間という理由があります。
もともとは海外のコミュニティ(たとえば「Dry January」=1月は禁酒)で始まった取り組みが、日本でもSNSやブログを中心に広まったのがきっかけです。
30日間だけのチャレンジだからこそ、
「試しにやってみよう」と思いやすく、成功体験が得やすいのが特徴です。
わたしは、この存在を、今ブログを書いている直前に知りました笑
しかし、記録に残していた手帳に通過点として断酒30日を掲げていましたので、
ここで発信したいと思います。
2. 断酒を始めたきっかけ

家族で深酒して帰るわたしを嫌がっていましたし、職場の飲み会にも疲れました。
いつまでこんな生活続けるんだろう想像したら、このままではいけないと思って、それで断酒を自分を変える一つの手段としました
詳しいことは、以下リンクにありますので、よろしければご覧ください。
3. 【1週間目】体と心の変化

★睡眠・体調の改善
断酒を開始して、数日経つと、やたらと眠たい日が続くことがあります。
これは、私が接点を持っている断酒をした人たちからも聞いていますので、
きっと、今までお酒を飲んで、自分の身体を気づつけていた結果、睡眠することで修復してるんじゃないかと勝手に解釈していますが、やたらと眠くなる現象は個人によって発生します。
そして、夜の睡眠も改善し、夜中に目覚めることが減る可能性があります。
改善しない場合、日中の睡魔に負けて、30分以上昼寝をしてしまったりなどがあるかもしれませんが、仮眠に抑えるとより良い傾向が見られるかもしれません。
体調に関しては、心拍機能の搭載されたスマートウォッチの購入をお勧めいたします。
アルコールは交感神経を刺激する、飲酒すると心拍数が上がることがあります。
これは血管拡張や代謝変化に伴う自然な反応のようです。
また、飲みすぎて二日酔いになると、翌日の安静時心拍数が少し高めになることがあります。これは脱水・アルコール分解の負荷・睡眠の質低下などが影響しています。
個人差はありますが、健康な人でも数拍〜10拍程度の上昇はよくあります。
この影響から、当然、睡眠したところで心拍が下がらなければ、体力も回復するわけがなく、コンディションが悪い状態で翌日に望むわけであって、効率が悪くなるのは同然のことです。
断酒を開始すると、安静時心拍が正常時に戻ることがわかります。
断酒をしたい、お酒を控えたいという方は、今すぐ購入することをお勧めいたします。
以下が私のお気に入りで、実際使用した時計たちです。
★気分の浮き沈みやイライラ
今まで「お酒を飲むことで気分を落ち着かせていたため、その習慣がなくなると、一時的に不安定になることがあります。
これも、身体が元に戻ろうとする仮定なので、そこでお酒は飲まずに、その感情を認めて、そして書き出してください。
書き出したら、第3者目線で、その感情をどうしたら抑えられるか考えてみてください。
そして運動や十分な睡眠が自律神経を整えます。
良く寝て運動。
運動不足な人がいきなり過度な運動をしても継続が難しいので、まずは1日20~30分程度の散歩からでも始めてみましょう。
朝の朝日を浴びながらの散歩を爽快ですし、頭がクリアになります。
気分のむらを記録すると、回復の傾向が見えて励みになりますし、必ずポジティブなことを記録しましょう。
なんでもいいです。今日は飲まなかった、早く起きれた、作ったカレーがおいしかった。
★飲みたい欲求との向き合い方
どうしても飲みたいと思うことはあります。その欲求自体は認めてあげて、無理に消さないでください。
例えば、他人に対して思ったことを、なんでもかんでも口にしていたら、関係に問題が生じますよね?だから理性が働いて口にしなかったり、表現を変えたりする。
そう、断酒も同じで、自分の行動でコントロールしてあげるのです。
そして、運動をすれば健康的なドーパミンを得られますし、その運動により疲労により、睡眠が改善します。
ここでも記録をしてください。
4. 【2週間目】生活の変化が見えてきた

★朝の目覚めや集中力の違い
しっかり眠れると、朝の目覚めが違います。
「今日は総会だ~!」なんて思えたら、それはよく眠れて自律神経が整った証拠です。
そして、朝は脳みそ休ませてあげた直後で、一番パフォーマンスがいい状態です。
今まで自分がやりたいと思っていたけどできなかったことを、ぜひゴールデンタイムを活かして存分にやってください。
わたしは、早朝の筋トレ、ブログ作成を午前中にやり、午後は断捨離など、そこまで頭を使わなくてよい作業をしたり、どうにもならないときは、だらだらすることもあります。
★お金・時間の余裕
お酒を飲まなくなれば、当然食費が減ります。エンゲル係数が下がります。
足ると知るという言葉がありますが本当その通り。
お金が貯まると使うべき時に気にせず使うことができるし、気持ちにもゆとりができます。
また、お酒を飲まなければ、少なくとも酒を飲んで談笑している時間が増えます。
それだけではなく、翌日の状態が良ければ、その時間を新たにできます。
その空いた時間にできることがたくさんあります。
一時的には暇と感じることもあろうかと思いますが、暇で仕方なければ読書でも、日向ぼっこでも、心を落ち着けられそうなことを試してみください。
とりあえずやること、行動することです。試して合わなければ、別のことを試してみてください。
禁酒アプリを使えば、どれだけお酒に費やしていたか、目で見てわかります。
★飲み会・人付き合いで困ったこと
参加したくない飲み会には参加しない。お酒を飲まないとホンネを話せない関係って必要??そこで無理しなくたって自分の時間を大切にしたほうが、ストレスもたまらないし、翌日のやる気も出てくる。
ただ、飲まないキャラを確立するために「断酒宣言」をして、それでも誘われるので付き合ってはいましたが、あまりにもつまらないので、今まで付き合っていたハシゴ酒はやめて、すぱっと帰っていました。
「お、おいっ!」って上司に言われたのは忘れません。。。笑
乗り越えましょう。
あ、でも、お酒を我慢できない人は、やっぱり宣言をして、とりあえず今月はごめんなさい。くらい言っても良いと思います。
それであれば、来月には飲みに行けるか、となりますからね。
5. 【3〜4週間目】「飲まない生活」に慣れる

★メリットを強く実感する瞬間
ここまでくると、睡眠、時間、お金が貯まる、など、メリットばかりを感じることになり、お酒がなくても生きていけることを実感し、自信がついてきます。
それでも、お酒がないとつまらないと感じる方もいらっしゃいますが、ちょっとしたことを幸せに感じる習慣をつけましょう。
ほんのちょっとしたことでいいんですよ、今日話したことで楽しかったこと。うまかったもの。帰りの夕焼けがきれいだった。とか。
★デメリットとして感じたこと
わたしは、旧友の誘いだけは断らず、ノンアルコールで酒場に入っていたので、特に人間関係が変わることもなく、デメリットは何も感じていません。
行きつけの店主と話す機会が減ったのは悲しいけど、2年以上たった今たまに顔出しても、良い顔して受け入れてくれるから、よかったなって思ってる。
私にとってはその居場所が偶然酒場だったけど、喫茶店とか、地元の定食屋とか図書館とか、なんでもいいのではないでしょうか。
★30日を迎えた時の達成感
1か月継続できたことは、本当に自信につながりました。
社会で働くようになり、自分の意志で継続できたことってほとんどなかったと思う。
そんな自分を存分に褒めてあげてください。
6. 860日経った今だから思うこと

★30日があったからこそ今がある
まず、30日の断酒体験は、自分への信頼感を生みだしました。そして、時間の余裕が生まれたため、新たに何かをやろう!という気になり、趣味や運動、勉強など、やりたかったこと、チャレンジしたかったことを生活に取り入れようと考える期間になりました。そして、様々なことを行動に移すわけですが、筋トレに目覚めて今でも継続することになりました。
★長期で見えてくる効果の違い
身体の変化が定着するので疲れにくく体力が向上し、健康診断も問題なし。
精神・感情が安定するので、気分の浮き沈みが解消し、ストレスへの耐性や自己制御力が向上します。自己制御力を随分ついたかな。感情のコントロールがしやすくなりました。
そして、飲酒に使っていた時間を有効活用できるので、新しい趣味や取り組む余裕が生まれる。
「人生で、今が一番若い!」をスローガンに、年齢は関係なく継続し続ければ、今からでも人生を変えることができることを実感できる。
★「やめ続けること」の本当の価値
断酒の価値は、お酒をやめることそのものではなく、やめることによって得られる変化や自信にあります。
睡眠の改善、健康志向の高まり、時間の有効活用、浪費ぐせ防止、メンタルの安定など、あげればきりがありませんし、デメリットなどほぼありません。
7. これから断酒を始める人へ

「1日だけ」「30日だけ」やってみるという軽い気持ちで十分です。
別に飲んだっていいんですよ。
ただ、やめたい、自分の生活を変えたいと思っているなら、酒を飲まない選択には大きなメリットがあります。
やってみると、自分の体や心の変化に気づき、少しずつ自信がついてきます。時間やお金の余裕も生まれ、新しい挑戦へのきっかけにもなります。
体調の変化に気づきやすいのが「断酒5日」程度になりますので、まずは休肝日1日を目標に、徐々に断酒継続期間を増やして、断酒継続した場合の効果を実感してみください。
すると、コンディションの良さがわかり、その心地よさから脱げだせなくなるかもしれません。
大切なのは、完璧を目指さず、自分のペースで続けること。小さな成功体験を積み重ねることで、人生の景色は大きく変わります。
さあ、あなたもまずは今日から、小さな一歩を踏み出してみませんか?